
デート会話であなたと女性との距離感が縮まらない場合、あなたのリアクションに問題がある可能性が結構高いです。
例えば、デート会話で、自分が実際に経験したことのある体験を女性が話したときに、それに共感するのは簡単です。
自分の経験を思い出して、その経験を通じてえた感情に基づいて言葉を選べばいいからです。
問題は、自分が経験したことのないような出来事を女性が話したときです。
この場合、自分の実体験では女性の過去の感情にたどり着くことができません。
そういうときには、今日お話する2つの技術「思い出メソッド」と「仮想体験メソッド」が役に立ちます。
Contents
デート会話四大基本スキル:リアクションスキル
現在、「藤本流会話メソッド」の四大基本会話スキルをお話しています。
今回は、リアクションスキル(共感・反応)をお話していきたいと思います。
リアクションスキルというのは、相手の発言に上手に反応するというスキルです。
リアクションスキルは、会話の3フェイズでいうと、1~3全てのフェイズにて使うことになります。
全てで使う重要なスキルだからこそしっかりと習得すると会話がスムーズになり、楽しく行うことができます。
リアクションスキルでは何を行うかというと、
- (C1)共感スキル
- (C2)大げさなリアクション
- (C3)肯定相槌と否定相槌、
の3つがあります。
この3つをマスターすることで、会話におけるリアクションスキルは9割程度大丈夫だといっていいでしょう。
リアクションスキル1つ目:(C1)共感スキル
これは女性とのデート会話に「共感する」というスキルです。
「共感」とは、共に感ずること、もっといえば感情を共有するということです。
デート会話の場合には、女性の感情を自分も共有するというケースと、自分の感情を女性にも共有してもらうというケースの二種類があります。
今回のテーマは、女性とのデート会話の中で女性がある体験を話したときに、それに自分が共感して応えるというスキルです。
上辺だけの共感を口だけで述べるのは、ここでいう共感スキルではありません。
ここでいう共感スキルは、可能な限りその女性が感じた心の動きを自分の中に取り込んで、自分だったらその女性の立場だったら同じようにこんなふうに感じたはずだろうなあ、と感じ取るスキルです。
「強い共感」と言ってもいいかもしれません。
人に共感するのは苦手という男性はかなり多いかもしれません。
普段の生活で、男性は共感スキルを磨く機会が少ないからではないかと俺は思っています。
男性は、共感よりも、相手より優位に立つために論破したいという欲求が強く、そういうコミュニケーションを取っていることが多いのです。
※ちなみに俺は、マウンティングにご執心な男性を「M男」や「山男」と呼んでいます。笑
基本的には、この共感スキルを育てるには「想像力」が大事です。
相手に共感できるかどうかは、「相手の立場をシミュレートできるか」ということが重要になってきます。
相手の立場を想像できなければ、相手がどんな気持ちであったり、どんな理由で行動しているのかを理解することはできないからです。
関連記事の紹介
過去の記事で、「共感スキル」に関連するものを挙げておきます。
【テキスト版】2回目デートに繋がらない男必見!彼女の心を開かせる方法
女性があなたに心を閉ざす理由!7つの恋愛習慣で学ぶ恋愛成功法則(6)後編
これらの記事の内容を知っていることを前提としますので、必ず目を通しておいてくださいね。
デート会話共感技術1:思い出メソッド
相手の立場に共感するために、「相手と少しでも近い自分の経験(思い出)」を使ってイメージしていくということは大事です。
これを「思い出メソッド」とします。
例えばですが、5歳児の虐待死亡ニュースというのが耳に入ってきたとします。
それを聞いて、あなたは何を思うのかということです。
遠い世界の出来事だと思ってしまいがちかもしれませんが、これだと共感はできませんよね。
ではどうするかというと、まず、「自分のなかの近い経験=思い出」を使ってイメージしていきます。
あまりに自分の日常とは遠くて、経験したことのないような出来事に共感するためには、まず、自分のなかの近い経験を思い出すことがコツです。
なかなか虐待に近い経験があるというかたは少ないかもしれません。
が、例えば、震災などで命の危機や不安を経験した過去があったとします。
直接的な危険はなくても、不安になった気持ちや、これからの生活はどうなるんだろうという心配の気持ちを経験したとします。
震災で命の危険を感じた、辛かった経験を思い出すことで、
「大人の自分ですらあれほど辛かったのだから、あの虐待死事件の女児はさらに辛かったんだろう。心細かったんだろう。」
というように感情移入することができます。
あのときにあれほど辛かったんだから、きっとあの100倍くらい辛かっただろうなあ・・・というふうに想像するのです。
実際、こういう共感スキルは慣れてくると瞬間的にできるようになります。
俺は上記の5歳女児虐待事件を、平日昼間のランチのときにニュースで見たんですが、胸が苦しくなって目頭があつくなり涙が込みあげてきました。
(共感スキルは、時と場所を選んで、やりすぎないようにご注意ください)
月並みですが、胸に手を当てて考える、という動作は案外役に立ちます。
心の動き、感情の動きにじっくりと集中するというのは日常生活ではあまりないことなので、ちょっと変わった動きをするとモードが切り替わりやすくなります。
胸に手を当てて考えるという特殊な動作をすることで共感モードに入りやすくなるんです。
デート会話共感技術2:仮想体験メソッド
また、共感したい相手が見た聴いた感じたものを想像してみるという方法も良いです。
こちらを「仮想体験メソッド」と名付けます。
目をつむって、共感したい相手の状況を追体験することにトライします。
ある程度「どんな気持ちだったのか」を想像することにトライします。
五感をフルに使ってイメージするというのがコツです。
例えば上記の五歳女児虐待死事件であれば、縛られて暗闇の中で殴る蹴るの暴力をふるわれるのを、目をつぶって映画のようにイメージしてみます。
まふゆの極寒のなかで風呂場で水をかけられるのを、目をつぶってイメージしてみます。
イメージに集中すると、本当に、痛い、寒い、暗い、怖いなどの感情が湧いてきます。
これは映画で集中したり、ゲームに集中したりして感情を揺さぶられるのと全く同じ原理になります。
人間の想像力というのはほんとうに豊かで、想像妊娠というのがあるくらい心と身体は密接に関わっているのです。
他にも、過去に職場でのいじめに苦しんだ、不倫で苦しんだ過去をもつ女性、など様々あるとは思います。
こういったことも、もし貴方に経験がなかったとしても、想像力を駆使することでその女性がどんな思いをしてきたのかを仮想的に追体験することができます。
その仮想的な追体験の結果、あなたの口からでてくる「本当に辛かったね。。。」というねぎらいの言葉は、女性を一言で癒やすくらい強力なものになります。
デート会話共感スキルまとめ
思い出メソッドと仮想体験メソッドを紹介しましたが、いずれにしろ相手の立場になって、シミュレート力を養うというのが共感スキルを身につけるコツです。
共感スキルが上達し、女性側が、真剣に聞いてくれている、自分を受け止め癒してくれる、と感じるようにまでなると、
それだけであなたに好意を抱くようになります。
特に傷ついている女性はそういう傾向が強くなりがちです。
共感スキルは意外と難しいので、得意な人はぜひ活用していってほしいスキルです。