
デート会話で自分の魅力を積極的に伝えるには、自らその魅力を言葉で伝えていかなければなりません。
「言わなくてもわかってほしい」というのは、恋愛(というかコミュニケーション全般)で全く通用しないのです。
特に、押しの弱い男、インパクトの薄い男という評価をうけてしまう男性は、今日紹介する内容をぜひ取り入れていくことをおすすめします。
今回の記事では、四大基本会話スキルの一つであるプレゼンアピールスキルを紹介します。
このプレゼンアピールスキルは、デート会話基本3フェーズであれば、主に中盤辺りで使っていくものです。
プレゼンアピールスキルは大きく分けて下記の3つの内容を含んでいます。
(B1)あなたの魅力エピソードを類型化(パターン化)ストックすること
(B2)さらっとアピールしていくこと
(B3)感謝をセットにしつつアピールすること
今回紹介したプレゼンアピールスキルは、自己主張が苦手な人にとっては難関の一つですが、女性に魅力を伝えるためには絶対に必要なことなので、かならず習得するようにしてください。
Contents
デート会話四大基本スキル:プレゼンアピールスキルとは?
今回は、デート会話四大基本スキルのうちの、プレゼンアピールスキルについてお話ししていきます。
プレゼンアピールスキルとはどういうものかというと、自分の魅力を積極的に伝えて、相手にアピールしていくというものです。
インタビュースキルは聞くスキルでしたが、プレゼンアピールスキルはその逆で、こちらから語りかける、主張していくものです。
インタビュースキルは女性に心を開いてもらう上で大事なスキルです。
それだけでも女性に好意を持ってもらえる可能性はありますが、それだけで十分かといわれるとそうとはいえません。
プレゼンアピールスキルで自分の魅力をアピールしていくことで、より女性を落とせる確立が上がっていくわけです。
会話レッスンをしていて思うのが、下記の2つのパターンのどちらかに当てはまる事が多いということです。
- インタビュースキルは得意だけど、プレゼンアピールスキルは苦手というパターン(=聞きっぱなしという人)
- 逆に、プレゼンアピールスキルは得意だけど、インタビュースキルは苦手というパターン(=喋りまくりの人)
相手の話を聞いて受けとめるのも、自己主張をして男らしさをアピールするのも、どちらも必要なスキルです。
両方とも、習得していけるようにしましょう。
ちなみに、デート会話基本3フェーズとの関係でいうと、インタビュースキルは序盤と中盤の両方で使うものでしたが、プレゼンアピールスキルは、主に、フェーズ2の中盤、親密さを増していくときに使います。
プレゼンアピールスキルの内容
それでは、プレゼンアピールスキルのノウハウをご紹介していきます。
プレゼンアピールスキルを使いこなしていくには、
- (B1)あなたの魅力を類型化(パターン化)してストックしておく
- (B2)さらっとアピール「大したことをさも大したことのないようにアピールする」
- (B3)感謝をセットにすることで嫌味を減らす、
の3つの項目があげられます。
この3つの項目をマスターすることで、リスクを少なく、女性に自分のアピールをしていくことができるようになります。
プレゼンアピールスキルB1 魅力の類型化
まず1つ目の(B1)あなたの魅力を類型化(パターン化)してストックでは、
あなたの魅力を自分自身で理解して、女性が魅力的に感じる(ほしいと思うような)形でアピールしていくことが重要です。
では、どのような魅力があるかというと、強さ系、スキル系、人望系のようなものです。
(B1)あなたの魅力を類型化(パターン化)するというのは、強さ系とスキル系、人望系のなかで貴方に当てはまるエピソードをすぐに思い出せるように、自分のネタ帳に揃えておくことが大切です。
行き当たりばったりのデートにならないように、ある程度のデートで使うネタを揃えておいたり、デートにおける会話のシナリオを作っておくのがポイントです。
強さ系の魅力
強さ系とは、主に、男としての精神的な強さのことを表します。
強さアピールとは、「過去に苦難を乗り越えたというエピソード(昔話)」を話すことで精神的な強さをアピールをしていくことです。
「過去に◯◯でこんな大変なことがあって、」という昔話を実体験をもとに話すというのが中心になります。
◯◯には、仕事、資格試験などの勉学、部活などのスポーツ、人間関係、などが当てはまるでしょう。
なお、あくまで昔話を通じて山あり谷ありの話をするものなので、「俺は仕事ができるんだぜ」などの直接的な自己アピールではないことを注意してください。
こういう直接的なアピールは、「いやー、それを自分で言っちゃおしまいよ。。。」という感じでイタい男になりかねず、マイナスなイメージを与える可能性があるので控えるようにしましょう。
これは事実に基づくエピソードを話しているだけなので、ただの自己主張の強いだけのイタいアピールにはなりません。
※「仕事ができるという魅力」は、後述のスキル系の魅力アピールを参考にしてください。その場合には、直接的に俺仕事できるぜ、とは言わないほうがよく、この人仕事できるのかもと思わせる間接的なエピソードを話すべきなのです。
なお、当たり前ですが、喧嘩が強いとか、昔やんちゃしてたというような暴力的なことではありません。
「俺喧嘩強いぜ」「俺仕事できるぜ」「俺金持ってるぜ」などの強がりアピールはNGです。
「俺モテるぜ」というアピールの仕方もありますが、初心者の方にはリスクもあるので、使わない方が良いかもしれません。
スキル系の魅力
次に、スキル系についてです。
スキル系というのは、能力と言い換えてもいいです。
「◯◯ができる」ということが女性から観た魅力につながるというものです。
気をつけてほしいこととして、「◯◯ができる」の◯◯は、その女性から見て難しいことであるほうが評価が高まる可能性はあります。
逆に、その女性にとってどうでもいいことをアピールしても意味がないという難しさがあります。
つまり、「女子ウケ」というのをある程度知っておかなければならない、ということです。
例えば、音楽に興味のある女性に対してなら、
バンドでロックフェスで演奏した、
有名ミュージシャンとセッションしたといったことを話せると
すくなからず好感が得られるでしょう。
身近なものでいうとカラオケでランキングNo.1をとったことでもいいです。
音楽関係だと才能がわかりやすいですね。
音楽やスポーツ、料理、仕事、英語などの外国語、ファッションなどのある程度一般的な分野であれば、かなり汎用性が高いスキル系魅力になるでしょう。
他にも、何かしらのコンテスト系で入賞したでもいいですし
ちょっと変わったものだと、論文が雑誌のネイチャーに掲載されたなどでも良いでしょう。
あとは、書籍を出版している、というのも魅力になりうると思います。
一方、マイナーなスキルをアピールしても、あまりウケません。
例えば、ガンダム全シリーズのモビルスーツを言えるだとかのオタク系スキルは、相当ピンポイントで趣味が重なってないと無価値です。
F1カーの全部品を全て言えるとか、AKBなどのアイドルのプロフを全部正確に言えるだとかのサブカル系のスキルについても、かなり狭い領域で興味が一致していないと無価値です。
この手のものは、例えば「記憶力が(人並み以上に)優れている」「一つのことに極限まで熱中できる情熱」という方向性に持っていくことでもうすこしマシなものになるでしょう。
「えー??なんで覚えられるの?どうやって覚えてんの?w」という方向性で面白い話ができれば、オタク臭が抜けて使える魅力になるでしょう。
他に気をつけてほしいのは、強さ系は個人の見解で良いのですが、スキル系だと他人の評価が絡んでくることです。
おれは◯◯できるぜ!と言っても、大したことないじゃんと思われたら響かないんですね。
だから、スキル系の魅力は、現時点で持っている人がいる一方で、持っていない人(というよりも外側に表現できてない人)が出てくるものです。
ある程度慎重に選ばないと、「なんかこの人アピってるけど痛いんですけどw」になりかねないということです。
人望系の魅力
最後の人望系についてです。
これは人望がある、人に好かれているというアピールをすることです。
仲間数十人でのBBQやイベントの主催をしたなど、自分でコミュニティを主催しているエピソードがあると使いやすいです。
仕事関係での人望というのも、非常に強力な魅力になるでしょう。
というか、社内恋愛でモテる男は、たいていこの人望系の魅力を持っていることが多いはずです。
コミュニティを主催するにはある程度は人に好かれていないと出来ないものなので、相手の女性に「この人、人望あるんだな」という印象を与えられます。
また、ツイッターでフォロワーが一万人いるだとか、
フェイスブックで友達が一万人いるだとか、
インスタグラムでフォロワーが◯万人いるだとか、
そういうネットにおける交流の広さも、一つの人望系魅力に繋がる可能性があります。
ただ、ネットの世界は関係が希薄であるというイメージが強いです。
ネットの世界のことばかり話すと、なんだこいつリアルの友達おらんのけwと思われてしまうリスクがあります。
そうならないように、リアルの交友関係も話のネタを提供するようにしましょう。
プレゼンアピールスキルB2 サラッとアピール
次に、(B2)さらっとアピールを説明します。
これは、「大したことをさも、大したことのないようにアピールする」ということです。
やってはいけないNGアピール方法その1
やってはいけないNGパターンとしては、褒めてクレクレ君であったり、オレオレアピールはダメです。
褒めてクレクレ君というのは、「俺ってこんなに凄いんだよ!?褒めて褒めて!」という、犬または5才児のような男です。
こういう男はけっこうたくさんいます。俺のまわりにもたくさんいます(苦笑)
この手の男は、あなたの目から見ても確実にウザいので、やってはいけないということ自体は伝わると思います。
しかし、問題なのは、あなたがデート会話で女性に対して自分の魅力を伝えようとしているその時間には、あなたが知らないうちに褒めてクレクレ君になりかねないということです。
自分の魅力を自分で喋っているうちに段々嬉しくなってしまい、ついつい顔がニヤついて、女性からの「凄いですね〜^^」という社交辞令に大喜びしてしまうかも知れません。
躾されてるドM犬のようなだらしない顔で、ヨダレを垂らしながら喜んでしまうかも知れません。
これ、絶対やめてくださいね。
魅力のプレゼン・アピールをしているときには、語りは熱くても頭の中は極めてクールな状態でなくてはなりません。
やってはいけないNGアピール方法その2
次の、オレオレアピールですが、これは、諸刃の剣であり、100%悪いともいいきれません。
俺はこういう男だ!ということを話すことは、少なからずオラオラな雰囲気はでてきます。
ただ、下記のような話は、ほぼ間違いなく減点を食らうのでやめておきましょう。
・昔悪いやつだった系の話
・俺はやるぜ的な話
・自分大好きなナルシスト的な話
俺のまわりにも、オラオラナルシストの男性で、ある程度モテている方はいます。
その人は、けっこう人の好き嫌いが激しい方で、まわりからも賛否両論がある方だったりします。
こういう方も、ある程度ハマる女性にはハマるので、他人に嫌われることを厭わないのであればそういう方向性もありです。
少なくとも、オラオラアピールナルシストの男性というのは、褒めてクレクレ君とは違って、女性よりも自分のほうが上位に来るという構図になります。
これはM女性に限りません。いわゆるS女性(自己主張の強い女性)であっても、「器の広い強気系の男」というように受け取ってもらえることがあります。
ただ、やはりオラオラアピールナルシストは、結構な確率で嫌われます。
6、7割の確率で嫌われるんじゃないでしょうか。
実際、俺の周りにいるそういう男性は、かなり敵(アンチ)が多いです。
まあ、これは当たり前といえば当たり前であり、仕方のない面があります。
オラオラアピールナルシストというのは、「上から目線のマウンティング野郎」(M男)だと思われやすいからです。
マウンティングで自分を下に置かれていい気持ちになる人間というのは少数派です。
人間は誰だってマウンティングされたらいい気持ちはしません。
人間というのは基本的に自分のことを一番大切にしたいという利己的な生き物です。
マウンティングはこの逆方向のことをやっているので、どうしても嫌な感情を呼び起こしがちなんです。
オラオラアピールナルシストは、その発言そのものがマウンティング行為なので、どうしても諸刃の剣になってしまうのです。
素直に感服して、この人スゲエ!っておもった人からは尊敬されるでしょう。ただ、初対面一発目のオラオラアピールで心底スゲエと思われる確率は低いのです。
よほど尊敬のツボにはまれば別です。
しかしそうでなければ、その人物のことをよく知らなければ、本心から尊敬することはできないのが普通です。
それこそ心底その魅力に陶酔しているなどの合理的な理由がなければ、「何だコイツ!?」と思うのが人間の本能なんですね。
(人心掌握に長けている人は、第一印象でオラオラマウンティングしたあとに、逆に下から丁重に扱って自己重要感を満たしてあげて、自分のファンにさせる、という高度な技を使っている人もいます。これはもう感服ですけどね)
「さらっとアピール」するとは
これらのNGなアピールを避けるために、さらっとアピールしていく必要があります。
方法は至って簡単で、「実話に基づくエピソードを昔話風に面白おかしく話す」だけでよいのです。
(ちょっとくらい盛ってもかまいません)
あなたがやるべきなのは、俺ってこういう人間なんだよということを、エピソードつきで、「昔こんなことがあってさ〜w」と笑い話を交えて伝えることです。
「こんなことがあってさ〜」「笑ってくれよ〜w」と、酒の肴として話題を提供するサービス精神があれば、ほぼほぼうまくいきます。
そういうスタンスで話そうとすれば、自慢したいという気持ちよりも、どうやってオチをつけて笑ってもらって楽しんでもらおうか、に注意が向くのです。
酒の肴として話そうとするのであれば、あなたの魅力を伝える話題だけでなく、それに何かしらの笑いやエンターテイメント性を盛り込もうと思うはずです(というかそうしてください、というのが注意点です)。
さらっとアピールをする時には、「しみじみと話す」というのも一つのポイントです。
「そういえばさー、結構前だけどこんなことがあったんだよねー」のような形で切り出していくことで、「ふーん、なんだろなんだろ」と聞き手の懐に入り込んでいきます。
エピソードを昔話風に話すことで、柔らかく、嫌みのない物言いになりやすいのです。
リラックスしてまったり話せると、より自慢話になりにくく、相手が聞きやすいアピール話が出来るようになります。
いくつかの方法がありますが、とりあえず下記の2つがおすすめです。
・自分が話すスピードを落としてゆっくり目にする。
・発言と発言の間を少し長めにとっていく(えーっと、と思い出す仕草を交えれば自ずとそうなります)。
なおこの点は、、後で出てきますが、雰囲気コントロールスキルにも繋がっていきます。
また、重要なことのひとつに、あなたが魅力的かどうかの最終判断はあくまで聞き手に委ねておくべきだということがあります。
これはかなり重要なスタンスです。
貴方が魅力的かどうかの判断は、あくまで女性にさせるべきなのです。
こちらは、そういうふうに思ってもらえる材料を取り揃えて、誘導していくわけですが、あくまで心理誘導で無理やり魅力的と思わせるということは控えます。
俺のことを魅力的だと思えよ!という態度が垣間見えた時点で、女性はドン引きだからですね。
これは「押し売りされたとき」と全く同じ完全拒絶心理状態になってしまいます。
プレゼンアピールスキルB3 感謝セット
最後の、(B3)感謝をセットにすることで嫌味を減らす、というのは、「◯◯のおかげでさー」というのを追加するということです。
例えば、強い系エピソードで、仕事のプロジェクトで危機的状況を乗り越えたという話をしようとした時に、「◯◯のおかげでさー」というのをあとから付け加えます。
「◯◯さんのおかげでさー」という言葉を入れることで、「自分一人で成功したんだっていう勘違い男」とは思われにくくなります。
成功した、乗り越えたというエピソードはもちろん評価はされますが、そこに至るまでには少なからず手助けなどもあり、自分一人で何でも成し遂げられたなんてことはありませんよね。
アピールをする上で、他者への感謝の心も持っている、という話し方はさらなるアピールにもなります。
自分ひとりで物事を成し遂げた!俺様は凄い!という考え方は、オラオラナルシスト男に見えてしまうリスクがそれなりにあります。
こういう「俺ってすごいよ!褒めて!」という雰囲気を遠慮なく素直に表現してしまうのは、必ずしも悪いことではないのですが、やりすぎると苦手と取られるリスクもあるのです。
一部のオラオラナルシスト男が好きな1割程度の女性にはウケますが、ごく一般的な価値観を持つ9割以上の女性にはあまりウケません。
そういうリスクをへらすために、「◯◯さんのおかげでー」というように、他の人の協力もあって出来たことなんだ〜、という発言を織り交ぜていきます。
その時に気を付けなければならないのが、「おんぶに抱っこ男」だと思われない話し方をするということです。
これはどういうことかというと、
「◯◯さんのおかげで全てがうまくいった」
「◯◯さんがいなければ駄目だった」
というアピールを強くしすぎてしまうことがNGなのです。
「いざというときに、この人は一人じゃなにもできない人なの??」だという誤解をされないようにするということです。
あくまで、一緒に乗り越えたけれど、◯◯さんのおかげでもあるんだよ、というような話の仕方を心掛けましょう。
そうすると、この人は最後まで諦めない人、逃げ出さない人なんだという印象を与えられて、尚且つ、おんぶに抱っこ男とは捉えられません。
まとめ
プレゼンアピールスキルとして、大きくわけて3つのテクニックを紹介しました。
(B1)あなたの魅力エピソードを類型化(パターン化)ストックというテクニックを紹介しました。
実際のノウハウとしては、強さ系、才能系、人望系のエピソードを探して、手持ちネタ帳に必要なときに使えるようストックしていきます。
ノウハウ2つ目では(B2)さらっとアピールというテクニックを紹介しました。
ポイントとしては、大したことをさも大したことのないように話していくことであり、エピソードを昔話風にリラックスして話していくというのがコツです。
最後に(B3)感謝をセットにすることを紹介しました。
「◯◯さんのおかげで」という言葉をさりげなく加えることで、自分一人が頑張った、やり遂げたという勘違い男ではないという印象を与えることの大切さをお話しました。
繰り返しになりますが、今回紹介したプレゼンアピールスキルは、自己主張が苦手な人にとっては難関の一つですが、女性に魅力を伝えるためには絶対に必要なことなので、かならず習得するようにしましょう。